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これからの「環境を考えた家具」はどんなもの? 家具メーカーの工夫や取り組みについて

2023.11.16 カリモク テーブル チェア ダイニング

これからの「環境を考えた家具」はどんなもの? 家具メーカーの工夫や取り組みについて

SDGs(エスディージーズ)という言葉を「聞いたことがある」人は、すでに約9割以上となり、「関心がある」と答えた人も半数を超えているらしいです。

ただ一方で、中身を詳しく知っている?実践している?と聞かれるとすぐに答えられない場合もあるかもしれません。

しかし!!

身近なところで着実にその取り組みは確実に形となって表れてきているのです!

世の中の変化

まず「SDGs」とは日本語では「持続可能な開発目標」と呼ぶ、国際社会共通の目標です。

2015年9月に、150カ国を超える世界のリーダーが参加して開かれた「国連持続可能な開発サミット」で決められました。

そんな中、新型コロナウイルスの蔓延によって、木材の需要と供給のバランスが崩れたことで「ウッドショック」というかつてないほどの木材の価格高騰が起きました。

 

また、大規模な森林火災も原因となり森林減少も進んでいます。

 

「SDGs」の中には持続可能な形で森林の管理を行い、世界の森林減少をストップさせ、あらゆる動植物が過ごせる豊かな森づくりを目指そうという取り組みも含まれています。

日本の家具業界の分野でも「持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする」という、個人の生活や意識の変革を必要とするようなメーカーや商品が増えてきています。

世の中がどんどんと変化している中で、今回は家具という枠組みで森林資源に関わる国内家具メーカーの工夫や取り組みを見ていきましょう!

環境に対する家具メーカーの工夫と取組み

昔はダイニングテーブルの天板に「大きな節」のあるものは排除し、きれいな部分のみで作られていましたが、時代は変わり「節がある材」も多く使われるようになりました。

作る側はこれまで処分していた材を少しでも使いたいという思いもあり商品化を進めた結果、私たち消費者も節があることは「木として当たり前のこと」とか「逆に自然な雰囲気がある」など意識が変わり、多くの商品として世の中に出回るようになりました。

 

森林の減少によるメーカーの努力と世の中の意識の変化が繋がっている感じがしますね。

家具に使われている多くの広葉樹は大木となるためには何十年、何百年と必要です。

しかし太い木ばかり伐採することも難しくなり、良材が取れなくなってきています。

そこで紙パルプや燃料用のチップにされてきた広葉樹の「小径木」を使用する家具も出てきています。

細い木は節や曲がりなどが多くあり家具づくりには手間がかかり、以前は使われることはありませんでした。

しかしこれまで使われなかった細い木も「希少な資源」として商品価値を作り、手間がかかっても無垢材の商品に生まれ変わらすなど工夫が見られます。

参照:カリモク家具HP

また「端材(はざい)」という「まとまった材料から必要な部分を取って、その後に残っている半端な材料」も、スプーンやペンなの小物やDIY用品として活用されるようになりました。

「もったいない」という意識や「物を大事にする」という部分は多くの方が身に付けているのですね。素晴らしいです!!

竹素材のダイニングテーブル

環境に優しい家具として外せないのは当店でも人気の「TEORI」(テオリ)の家具です。

使われる素材は「竹」です。

竹は3~5年で材料として使用できるようになり、植林しなくとも自然に繁殖するので、木材の減少が問題となっている時代、資源の枯渇の心配のない環境にやさしい素材です。

テオリは昔からそこに着目して今の時代に合った環境に優しい家具を生み出している特徴のあるメーカーです。

そして岡山県倉敷市真備町で作られていますよ。

他にも循環型社会へ向けリサイクル材など資源の再利用森林の持続性に配慮したさまざまな取り組みがあると思いますが、今回は「環境を考えた家具」というテーマで、当店で取り扱いしている家具メーカーの工夫や取り組みを見てきました。

参照:カリモク家具HP

その思いも含め、私たちも木材は「価値のある資源」という意識を持ち、大事に使っていきたいですね。

詳しくはこちらから↓↓↓