2025.11.22 カーテン ベッド リビング ダイニング
お部屋を広く見せる家具の選び方と配置術
家具をどう配置するかで、お部屋の印象は大きく変化します。
狭く感じる空間も、視覚効果を活用すれば広々とした快適な場所に生まれ変わります。
この記事では、ソファやテーブルなどメイン家具を中心に、色・サイズ・配置の観点で実際に出来る方法をご紹介します。
毎日過ごす場所だからこそ、心地よい空間を手に入れましょう。
目次
1.家具の色で視覚効果を活用する
1-1.明るい色の家具で開放感を演出する
リビングを広く見せるために意識したいのが家具の色です。
ホワイトやベージュなどの明るい色は膨張色と呼ばれ視覚的に面積を広く感じさせる効果があります。
ソファやダイニングテーブル、収納家具などのメイン家具を明るい色で統一すると部屋全体に明るさと広がりが生まれます。
カーテンやラグも明るい色にすることでより開放的な印象になり心地よい空間が実現します。
1-2.暗い色を使ったアクセント配置のコツ
明るい色を基調としつつ空間にメリハリをつけたい場合は暗い色をアクセントに取り入れる方法があります。
ブルーやブラックなどの後退色は実際より奥に見える視覚効果があります。
リビングの奥側にダークカラーのクッションやアートを配置すると奥行きが感じられます。
ただし暗い色を使いすぎると圧迫感が出るため全体の中で少量に抑えバランスを意識することが大切です。
2.家具の高さとサイズを工夫する
2-1.背の低い家具で圧迫感を減らす
ダイニングやソファなど、メイン家具の高さは空間の印象に大きく影響します。
背の低いソファやテーブルを選ぶことで目線を遮らずに視界が広がり開放感が生まれます。
一般的なダイニングテーブルの高さは70センチ程度ですがこの高さを基準に他の家具もプラス10センチから15センチ以内に収めると統一感が出ます。
背の高い収納は壁際に配置すると圧迫感が無くお部屋を広く見せる事ができます。
2-2.細い脚と透明素材で抜け感を作る
ソファやテーブルを選ぶ際は脚のデザインにも注目しましょう。
細くてスタイリッシュな脚を持つ家具や透明素材を使った家具は床面が見える面積が増えるため空間に抜け感が生まれます。
スチール脚を持つソファやガラスのセンターテーブルなどは視覚的に軽やかで圧迫感を与えません。
長く愛用できる質の良い家具を選ぶ際にはデザインだけでなく素材や脚の太さにも注目してみてください。
3.家具の配置で空間を最大化する
3-1.壁際配置と中央スペースの確保
リビングやダイニングの家具配置は空間の広さを左右します。
ソファやダイニングテーブルなど大きな家具は壁際に寄せて配置することで部屋の中央に空間が生まれ視線が抜けて広く感じられます。
逆に部屋の真ん中に大きな家具を置くと視線が遮られて圧迫感が出ます。
床面や壁面をできるだけ多く見せることも部屋を広く見せるには効果的です。
家具を一方の壁に集中させもう一方を開けておくだけでもゆとりが生まれます。
3-2.奥行きを意識した家具のレイアウト
メイン家具を配置する際には奥行きを意識することも大切です。
入口側に背の高い収納家具を置き奥に向かって徐々に低くなるようにレイアウトすると遠近法の効果で部屋が実際より広く感じられます。
例えばリビングの手前に収納棚を配置し奥にソファやローテーブルを置くといった工夫です。
また何も置かないスペースを意識的に作ることで視覚的な余白が生まれ空間全体にゆとりが感じられます。
4.まとめ
リビングやダイニングを広く快適に見せるためには家具の選び方と配置の工夫が重要です。
まず色についてはホワイトやベージュなどの明るい膨張色を基調にすることで視覚的な広がりが生まれます。
ソファやダイニングテーブル、カーテンといったメイン家具を明るい色で統一すると開放的な印象になります。
一方で暗い色を少量アクセントとして取り入れることで奥行き感とメリハリのある空間を演出できます。
次に家具の高さですが背の低いソファやテーブルを選ぶことで目線を遮らず圧迫感を減らせます。
ダイニングテーブルの高さを基準に統一感を持たせるとさらにスッキリとした印象が生まれます。
また細くてスタイリッシュな脚や透明素材の家具は床面が見える面積を増やし抜け感を作り出します。
配置に関してはソファやテーブルなど大きな家具を壁際に寄せて中央にスペースを確保することが基本です。
奥に向かって家具が低くなるようレイアウトすると遠近法により奥行きが感じられます。
これらの工夫を組み合わせることで同じ広さの空間でも見違えるほどゆとりある快適な暮らしが実現できます。
質の高い毎日を過ごすためにぜひ実践してみてください。