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あなたの生活に合うのはどっち?すのこタイプとダブルクッションの違い

2025.11.25 ベッド

あなたの生活に合うのはどっち?すのこタイプとダブルクッションの違い

ベッドのすのことダブルクッション、見た目は似ていても寝心地は大きく異なります。

 

すのこはシンプルな木製床板、ダブルクッションは世界中のホテルで採用される二層構造です。

 

この構造の違いが、あなたの睡眠の質に大きく影響します。

腰や背中への負担、通気性、マットレスの耐久性など、選ぶ際のポイントは多岐にわたります。

 

この記事では、両タイプの基本構造から日常のメンテナンス方法まで、実用的な情報をお届けします。

 

約1万円の価格差をどう考えるか、掃除のしやすさは変わるのか、といった疑問にもお答えします。

長く使う家具だからこそ、納得できる選択をしましょう。

目次

1.すのことダブルクッションの基本構造

1-1.すのこタイプの構造と特徴

すのこタイプは、桐やヒノキなどの木材を隙間を空けて並べた床板の上にマットレスを載せる構造です。

 

日本の住環境に適した設計で、シンプルな作りが特徴の床板です。

床板が硬く平らなため、マットレス本来の寝心地をそのまま体感できます。

 

フレームが分解できる製品が多く、引っ越しや模様替えの際も運びやすい点が魅力。

 

初めてベッドを購入する方でも選びやすい選択肢です。

床下高さを選べる製品なら、お掃除ロボットにも対応できます。

1-2.ダブルクッションの構造と特徴

ダブルクッションは、マットレスの下にスプリング入りのボックススプリングを配置した二層構造です。

 

高級ホテルで採用されている方式で、マットレスとボックススプリングの二つで体圧を分散し、体重を支えます。

 

この構造により、一層だけでは得られない深いクッション性と体圧分散効果を実現します。

 

見た目も布張りで高級感があり、寝室の雰囲気を格上げしてくれます。

 

ボックススプリングは分解できないため搬入経路の確認が必要ですが、床下高さを選べば掃除も問題ありません。

2.寝心地と快適性の違い

2-1.体圧分散性の違い

すのこタイプは、マットレス単体で体を支えるため、マットレスの性能がそのまま寝心地に反映されます。

 

硬めの床板の上に載っているため、しっかりとした支持感が得られます。

 

一方、ダブルクッションは上下二層のスプリングが協力して体重を分散。

 

特に腰や肩などの重い部分の圧力をボックススプリングが吸収するため、局部的な負担が軽減されます。

 

体の線に沿ってフィットし、自然な寝姿勢を保ちやすいのが特徴。

柔らかすぎず、包み込まれる感覚が得られます。

2-2.腰や背中への影響

長時間のデスクワークや立ち仕事、家事などで腰や背中に負担を感じている方にとって、睡眠中の体圧分散は重要です。

 

すのこタイプはマットレスの硬さ次第で腰への負担が変わります。

硬めを好む方には適していますが、沈み込みが少ないため圧迫感を感じることがあるかもしれません。

 

ダブルクッションは二層構造が腰部分への集中負担を和らげ、背骨が自然なS字カーブを保ちやすくなります。

朝起きた時の腰の痛みや違和感が気になる方には適した選択です。

3.日常のメンテナンスと長期使用

3-1.通気性とカビ対策

日本の高温多湿な気候では、ベッドの通気性は非常に重要です。

すのこタイプは木材の隙間から空気が流れる構造で湿気を逃がします。

 

ダブルクッションはマットレスとボックススプリングの間に大きな空気層が形成され、この空間が通気性を確保してくれます。

 

夏は断熱効果、冬は保温効果があります。

両タイプとも異なるメカニズムで通気性は十分に保たれています。

 

カビ対策には定期的な換気とマットレスの乾燥が必要です。

どちらを選んでも快適に使用できます。

3-2.耐久性とコストパフォーマンス

長期的な視点で考えると、耐久性とコストのバランスが大切です。

 

すのこタイプはマットレスが床板に直接接するため、マットレス単体で全荷重を受け止めます。

適切なメンテナンス次第で10年以上使用可能です。

 

ダブルクッションはボックススプリングが荷重の一部を吸収するためマットレスへの負担が軽減され、結果的にマットレスの寿命が延びます。

 

初期投資は高めですが、長期使用を考えると優れたコストパフォーマンスです。

4.まとめ

ベッドのすのこタイプとダブルクッションは、それぞれ異なる特徴を持つ選択肢です。

 

すのこタイプは、シンプルな構造で木材の隙間から通気する日本の気候に適した設計。

 

マットレス本来の寝心地をそのまま体感でき、価格も手頃で搬入も容易です。

 

一方、ダブルクッションは、マットレスとボックススプリングの二層構造により、優れた体圧分散と深いクッション性を実現。

 

特に腰や背中への負担が気になる方に適しており、マットレスの耐久性も向上します。

 

通気性は両タイプとも十分に確保されていますが、メカニズムが異なります。

 

すのこは直接的な空気の流れ、ダブルクッションは空気層による通気性と温度調整効果です。

 

掃除のしやすさは、床下高さを選べる製品であれば両タイプとも同等です。

 

価格差は約1万円程度で、ダブルクッションの方が高価ですが、長期使用を考えると投資価値があります。

 

選択のポイントは、寝心地の好み、体への負担、予算、搬入経路の4点です。

 

硬めの寝心地を好みコストを抑えたい方にはすのこタイプが、より深いフィット感と体への優しさを求める方にはダブルクッションが向いています。

 

可能であれば実際に店舗で両方を試し寝して、ご自身の体と生活スタイルに合った方を選ぶことをお勧めします。

 

質の良い睡眠は日々の活力と健康の基盤となります。