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ファブリックのあれこれ。進化する素材とその特徴

2023.12.15 カリモク ギャッベ ソファ リビング チェア

ファブリックのあれこれ。進化する素材とその特徴

ソファや椅子の布もどんどん進化して本当に多くの種類がありますよね。

最近ではペットと暮らしている方へも人気のひっかきに強くお手入れが楽な生地も出ています。

一見、似たように見えてもそれぞれ特徴がありますので、今回は生地の種類と特徴など見ていきましょう!

目次

【合成繊維】

アクリル

天然繊維のウールに似せて作られた繊維、合成繊維の中で今は、椅子張地、カーテン地ともに一番多く使われている繊維です。

 

ふんわりと柔らかく、温かな肌触りで性質はウールとほとんど見分けが付きません。

吸水性は、ウールは吸水性に優れた素材ですが、アクリルは吸水性が低く、汗を吸収しにくいです。

そのため暖房の効いた室内ではウールの方が快適に過ごすことが出来ます。

耐久性は、アクリルは合成繊維なので、水濡れに強く、色落ち・虫食いなどの心配がない丈夫な素材ですが、摩擦には弱く、ウールに比べて毛玉になりやすい素材です。

また、アクリルは静電気が発生しやすい素材でもあります。

ポリエステル

もっとも市場に多く使用されている繊維で、あらゆる天然繊維に似せて作ることができる繊維と言えます。

 

強度はどの繊維よりもまさり、風合い手触り感は天然繊維とほとんど変らなく判別は難しくなります。※強度はアクリルの2倍

【ポリエステル生地の特徴】

  • 耐久性・耐摩耗性・伸縮性に優れ、軽量でシワになりにくい素材。
  • カビや湿気に強く、お手入れが簡単で、ご自宅で洗濯や乾燥が可能です。
  • ポリエステル100%の場合、静電気が起きやすい・毛玉ができやすい・汚れを吸着しやすい・汗を吸いにくい等のデメリットはありますが、他の組成との組合せ(混紡)で軽減する場合もございます。

【植物繊維】

綿/コットン

綿は万能な素材なので、つむぎ方や織り方によって様々な特徴を生み出す事ができます。

 吸水性・通気性・染色性に優れており、柔らかな肌触りが特徴です。

 

縮みやすく、シワになりやすい所から、カバーリング等のお手入れはドライクリーニングが適しています。

【天然繊維】

ウール

『繊維の王様』といわれるウールは、保温性・保湿性に優れています。

 

冬暖かなことはもちろん、湿気を感じる日本の夏でも高い吸湿性でムレを防いでくれます。

 

表面は人の髪と同じ撥水性の高いキューティクルで覆われているので、水をはじいて汚れの浸透を防ぎます。

 

水分率が高く、静電気が起こりにくく、ほこりも付きにくいです。

 

ウールは、動物の皮膚が本来備えている免疫機能をもっており、細菌に対して、抗菌・消臭機能として働かせるクリーンな素材です。

『呼吸する繊維』ともいわれ、まさに天然の空気清浄機なのです。

※ウールの吸湿力は面の2倍、ポリエステルの約40倍!

イランの遊牧民が作る手織り絨毯「ギャベ」にも品質の高いウールの特徴が最大限に引き出されているので人気が絶えないのですね。

ペット用生地

以前は引っかきに強い素材としては合皮が主でしたが、ファブリックでも現在メーカーにより多くの種類が出ています。

 

引っかきに強く、汚れがつきにくく、洗濯やドライクリーニングができるなどお手入れの簡単なものなどです。

良いソファを購入してもすぐ引っかいて破れてしまうのであきらめていた方には、すごく喜ばれている生地です。

ペットがいなくても多くの色合いや素材感で気に入られる方も多いです。

今回はソファや椅子に使われる代表的な生地について見てきました。

織り方なども含めるとまだまだ奥は深く、特徴的なファブリックとしてどんどん進化しています。

特徴を知っておくと同じような柄でも自分に合っているかどうかの判断が付きやすくなるかもしれませんね。

気に入ったファブリックのソファや椅子で心地よく生活できればいいですね!

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