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カーテン選びでの失敗を防ぐ3つの重要ポイント

2025.11.28 カーテン

カーテン選びでの失敗を防ぐ3つの重要ポイント

カーテンやブラインドなどを選ぶ際、デザインだけで決めてしまうと後悔することがあります。

 

カーテンやブラインドは部屋の印象を大きく左右するだけでなく、遮光性や断熱性など実用面でも重要な役割を果たします。

 

しかし、多くの方が経験する失敗があります。

それは、サイズの採寸ミス、部屋に合わない機能選び、そしてカタログだけで判断してしまうことです。

 

この記事では、窓装飾品選びでよくある失敗例を取り上げながら、どのように対策すれば満足のいく買い物ができるのかを解説します。

 

掃き出し窓と腰高窓での測り方の違い、寝室やリビングなど部屋別に必要な機能、実物サンプルで確認すべきポイントまで、購入前に押さえておきたい知識をご紹介します。

 

快適で美しい窓辺を実現するために、ぜひご活用ください。

目次

1.カーテンやブラインド選びで最も多い失敗とは

1-1.サイズミスが招く取り返しのつかない問題

カーテンやブラインド購入で最も注意すべきはサイズの正確性です。

 

カーテンやブラインドは一度注文すると返品や交換が難しく、わずか数センチの誤差でも窓に合わない、床に引きずる、隙間ができるなどの問題が発生します。

 

自分では採寸は難しいというお客様の為に、カイタックリビングでは、お客様のご自宅に訪問させていただき、正確な採寸を致します。

 

掃き出し窓ではレールから床まで測り1〜2センチ短く、腰高窓ではレールから窓枠下まで測り15〜20センチ長くするのが基本です。

 

ブラインドの天井付けでは窓枠内寸から0.5~1センチ差し引いて注文することが多いです。

スミノエ・カーテン

1-2.採寸時に見落としがちな重要ポイント

採寸で見落とされやすいのが窓枠の歪みと取り付け金具の出っ張りです。

 

築年数の経った住宅では窓枠が微妙に歪んでいることがあり、一箇所だけ測ると他の部分で合わない事態が起こります。

 

幅は上部・中央・下部、高さは左部・中央・右部の計6箇所を測定し、最小値を基準にすることが重要です。

 

ブラインドの天井付けでは窓枠の奥行きも確認が必要で、アルミ製なら5センチ以上、木製なら7センチ以上必要です。

スミノエ・カーテン

2.部屋に合わない機能性の選択ミス

2-1.部屋の用途と機能性のミスマッチ

カーテンやブラインドなどには遮光、遮熱、保温、防音、UVカット、防炎など様々な機能がありますが、部屋の用途に合わない選択をすると快適性が損なわれます。

 

寝室には遮光1級が適していますが、リビングに使うと、日中もカーテンを閉め切っていたらお部屋が暗くなります。

 

逆に寝室に遮光機能のないレースだけでは朝日で目が覚めます。

 

西向きの窓には遮熱機能がないと夏場の室温上昇に悩まされます。

 

小さなお子様やペットがいる家庭では洗濯しやすい素材が重要です。

 

部屋ごとに必要な機能を見極めて選びましょう。

スミノエ・カーテン

2-2.季節や環境変化への対応不足

カーテンやブラインドを選ぶ際には季節による環境変化も考慮する必要があります。

 

断熱性能の低い窓では冬場に結露が発生しやすく、カーテンにカビが生えることもあります。

保温機能のある製品を選べば窓とカーテンの間に空気層ができて結露を防ぎながら暖房効率も上がります。

 

夏場の冷房効率を考えるなら遮熱・UVカット機能が効果的です。

日当たりの良い部屋ではカーテン生地自体が紫外線で劣化しやすいため、UVカット加工されたものを選ぶと長持ちします。

 

環境に応じた機能を備えた製品を選びましょう。

スミノエ・カーテン

3.サンプル生地の確認を怠る失敗

3-1.カタログと実物の印象の違い

窓装飾品を選ぶ際、カタログやインターネットの画像だけで判断すると、実物との色味や質感の違いに驚くことがあります。

 

モニターの設定や照明の違いにより、実際の色は画像より明るかったり暗かったりすることが多いのです。

 

特に微妙なニュアンスカラーや光沢のある生地、立体的な織り柄などは写真では質感が伝わりにくく、部屋に設置してから「イメージと違う」と感じることが少なくありません。

 

小さなサンプルと窓全体を覆う大きな面積での見え方はかなり異なります。

3-2. 無料サンプルの活用方法

カイタックリビングでは展示していないカタログ商品でも無料でサンプル生地を取り寄せることができます。

 

このサービスを活用しないのは非常にもったいないことです。

 

サンプルを取り寄せたら実際に設置する窓の近くに持って行き、朝・昼・夕方・夜間の異なる時間帯と照明条件で色味や透け感を確認しましょう。

 

自然光と室内照明では色の見え方が大きく変わります。

部屋の壁紙や床材、家具との色合わせも実際に並べて確認します。

 

生地の手触り、重さ、光の透け具合も実物で確認できます。

4.まとめ

カーテンやブラインド選びにおいて最も重要なのは、サイズの正確性、機能性の適切な選択、そして実物確認の3つです。

 

サイズミスは返品や交換ができないため、取り付け方法に応じた正確な採寸が必須です。

カーテンの場合、掃き出し窓ではレールから床まで測り1〜2センチ短く、腰高窓では窓枠下まで測り15〜20センチ長くします。

 

ブラインドの天井付けでは窓枠内寸から1センチ差し引き、正面付けでは窓枠外寸に各辺3〜10センチ足します。

窓枠の歪みを考慮して複数箇所を測定し、最小値を基準にしましょう。

 

次に、部屋の用途や環境に合わせた機能選びも欠かせません。

 

寝室には遮光1級、西向きの窓には遮熱・UVカット、高層マンションでは防炎機能など、それぞれに必要な機能を見極めて選びましょう。

 

季節による環境変化も考慮し、保温や断熱機能があると年間を通して快適です。

 

そして最後に、カタログやインターネット画像だけで判断せず、必ず無料サンプルを取り寄せて実物を確認してください。

 

色味や質感は実際の部屋の照明下で見ることで初めて正確に判断できます。

朝昼夕夜の異なる時間帯でチェックし、壁紙や家具との調和も確認しましょう。

 

これらのポイントを押さえることで、購入後の後悔を防ぎ、長く快適に使えるカーテンやブラインドを選ぶことができます。

 

採寸に不安がある場合はお店のスタッフが採寸に伺うサービスを上手く活用し、手間を惜しまず慎重に選ぶことが成功への近道です。