2023.10.16 カリモク テーブル リビング チェア ダイニング
【 家具に使われる木のおはなし 】
家具を探していると木の種類によって値段が違う場合がありますよね。
「木」といっても実際に自分で切ったり、加工したりすることはあまりないと思います。
意外と気にしたことが少ないと思いますが耐久性、木目の見栄え、色味や希少性などの特徴で商品の値段が変わる場合があります。
その特徴を活かした商品の使い分けがされていますが、それでは「家具に使われる木」はどういうものが多いでしょう。
今回は家具に使われる「木」についてのお話しです。
興味のある方はご覧ください!!
まず、木の種類は大きく「針葉樹」と「広葉樹」に分けられます。
↑ 針葉樹(スギやヒノキなど)
↑ 広葉樹(ナラやウォールナットなど)
針葉樹と広葉樹の大きな違いは、英語で針葉樹を「ソフトウッド」、広葉樹を「ハードウッド」とも呼ばれ、重さや硬さ、木目に差があります。
縦にまっすぐと伸びる針葉樹は、スギやヒノキなど柱や梁の建築材として重宝されます。
ですが、小型の家具や子供用家具などには使用されることはあっても、大型の家具には柔らかく傷がつきやすいため、あまり使用されません。
しっかりと目が詰まっている重厚で耐久性が高い広葉樹のほうが永く使用する家具としては、おすすめとなります。
そこで今回は多種ある木材の中でも特に人気の「ウォールナット」と「オーク」について特徴をお伝えしたいと思います。
「ウォールナット」
家具に使われる木材で世界三大銘木とよばれる広葉樹には「ウォールナット」、「チーク」、「マホガニー」があります。
加工性の高さや木目や色、つやの美しさ、強度などの観点で良材とされています。
その中でチーク、マホガニーは乱伐や希少性により流通が少なくなり、ほとんどの国産家具メーカーでは取り扱いがなくなりました。
ウォールナットは現在でも人気の木材で、その木目の美しさから高級家具には良く使われています。
特徴は反りや曲がりが少なく狂いが生じにくい木で、美しい木目やブラウン色の重厚感のある色味で高級感があります。
古くは欧米で富を象徴する木材といわれ人気が高く、現在も価格が上昇しています。
硬くて耐久性が高いため、衝撃にも強く、楽器作りにも使われています。
テーブルなどの大きめの家具に使うと深い色味や艶がより映え、存在感のある印象を与えます。
少し高価な家具が多いですが、高級感やブラウン系の落ち着いた印象をお求めの方には一番人気でお勧めの木材です。
「ナラ・オーク」
日本や中国、ロシアなどで採れるものをナラ、北米などで採れるものをオークと呼びます。
詳しくみると違うのですが、同様に扱われることも多いようです。
どちらも耐久性に優れ、硬くて重く大型家具や床材としても人気です。
色は、空間に馴染みやすい色で他の家具とも合わせやすいです。
ナチュラルテイストのお部屋や明るい印象の家具を好まれる方にお勧めの木材です。
またオーク材はメーカーにもよりますが様々なカラーに着色でき、自分に合ったイメージに作ることができます。
強くしっかりと現れる木目には虎の毛の模様に似た虎斑(とらふ)という模様が現れることがあり、シルバーグレイン(銀杢)とも呼ばれ光の当たり方でキラッと輝くこともあります。
人によって好みは分かれますが、虎斑の出ている部分が最も硬く、狂いの少ない良質な柾目に見られる部分となります。
↑ 「とらふ」と呼ばれるレッドオークの木目です。
細かい話ですが、以前はオーク材といえばホワイトオークのことでしたが、近年「レッドオーク」や「ホワイトオーク」など分けている場合があります。
ホワイトオークはウイスキーの樽としても使われているなど、耐水性にも優れています。
ですがだんだん良材の確保が難しくなってきていることや価格の高騰の影響もあり、少し赤みのあるレッドオークを使用するメーカーも増えてきています。
ですがどちらも重厚で硬く傷もつきにくいため、長年使い続けたい家具の材としてお勧めの材です。
↑ ウォールナットとオークのコンビもかわいいですね。
世界にはまだまだ多くの木があり、それぞれの特徴を活かした家具があります。
曲木に良く使われる「ブナ」「ビーチ」や野球のバットにも使われる「メープル」や「タモ」「アッシュ」など。
人生で買い替える頻度の少ない家具だからこそ、その特徴を知り、自分に合った家具選びを楽しんでみてはいかがでしょう。
今回はおすすめの「家具に使われる木」のお話しでした。
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