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ギャッベができるまで

ギャッベができるまでの工程

01.

毛刈り

年に2回行われる毛刈りは、遊牧民と羊の信頼関係の賜です。

 

羊は、ギャッベの素材となる羊毛以外にも、乳からはチーズやヨーグルトを作り、食用や交易品にもなる遊牧民の大切な財産なのです。

毛刈り

02.

手紡ぎ

刈りとった羊毛の汚れを取り除ぎ、手作業で糸をよるのは女性の仕事です。

 

男性は羊を遊牧し、女性は家でギャッベを織ります。

手紡ぎ

03.

染色

カシュガイ族の女性たちが大事に紡いだ毛糸は、一度工場に運ばれ、染色します。

 

これは、大きな窯で大量に染め上げ品質を安定させるためです。

ギャベ染色

04.

織る

染色された毛糸は、またカシュガイ族のもとに返され、織り子さんがひとつひとつ丁寧に織っていきます。

 

ギャッベは前後2列に張られた縦糸に、色糸を結んでパイル(毛足)を作ります。

一段終わると横糸を打ち込み織り進む、トルコ結び、又はペルシャ結びで製織され、耐久性に優れています。

 

毛足を引っ張っても糸が抜けない構造になっており、頑丈で長期間の使用が可能です。

ギャッベ織る工程

一目ずつ結んでカットしてパイルを作ります。

一列結びきると鉄櫛でたたいて結び目を締めます。

大きいものは数人かかりで作業をすることもあります。

05.

洗う

織られたギャッベは洗浄されます。

 

織り作業中に残った糸くずや不純物が取り除かれます。

 

その後、日光で乾燥され、その時に色の定着も図ります。

ギャベ洗い

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