2023.12.14 マットレス ベッド
新しい商品には独特のにおいがすることがありますよね。
クルマなどでも新車のにおいがしますが個人差はありますが好きな臭いと気になる臭いがあり、様々です。
同じく国産マットレスでも「新品のにおい」がする場合があります。
こちらも気になるときと気にならないときなど様々ですが、いったい何のにおいなのでしょうか?
新品のマットレスから発生している場合はそのほとんどが「ウレタンフォーム」から発生している場合が多いようです。ウレタン臭とも呼ばれています。
ウレタンフォームとはスプリングマットレスでいうと体に直接バネが当たらないように何層にも入っているクッション材のことです。
身体を優しく支えるためには無くてはならないものということですね。
ウレタンフォームは製造時に微量の「アミン触媒」が使用されます。臭いの原因の多くはこの触媒の場合がほとんどらしいです。(化学分野では、化学反応において反応物よりも少量で、それ自身は変化せず、化学反応を促進する物質のことを「触媒」と言います。)
この「アミン触媒」は製造時に大半は揮発してしまうのですが、時にウレタンフォーム内に一部残ってしまっている場合があるようです。
ウレタンフォームの裁断などの工程を経てマットレスとして完成となる期間にもよりますが、時としてそれが臭いとして残っていることがあるということです。
ちなみに当店で取り扱いのあるメーカに確認したところ、ウレタンフォームに使われる微量のアミン触媒が人体へ与える影響については、有害物質に関する法律などの下で製造され安全であることが謳われていますのでご安心ください。
ですが人体に影響はなくても、個人差や臭いの強さによって異なりますが、その臭いがどうしても気になる場合もあります。
その場合は部屋の換気を良くしておけば二週間くらいでほぼ気にならない程度まで臭いは無くなるようです。
また風通しのよい日陰にマットレスを立てかけておけば更に短期間で消臭するようです。
上記の方法でも気になる場合はファブリーズなどの消臭材などを使ってみることも対応の一つですね。(消臭剤自体のにおいがある場合がありますのでご確認ください)
当店でもマットレスの展示入替えを行う場合など、初め少し気になることはありますが、いつの間にか分からなくなっています。
メーカー在庫している場合などはすでに揮発して臭わないこともあり、国産商品などで受注生産の場合はできたてほやほやが逆に臭いの原因になることもあるということです。
国産の製造元がはっきりとした安心安全を重視したメーカーであっても、においに関してはメーカーとしては交換対応をしていないことが多く、なかなか難しい問題ですね。
使う側にとってはせっかく気持ちの良いマットを購入しても、臭いで寝る気にならないこととなれば非常に残念な気分となります。
できればメーカー内での検査でにおいの問題を解決できる仕組みを作ってほしいところです。
多くの商品がそうであるということではないのですが、今回は一部そのような臭いの特性があり、その原因と対処法についてのお話しでした。
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SIMMONS BED – カイタックリビング アメニカ (ameni-ca.jp)