住まいは日々の暮らしの大事な場所です。
楽しみながら、あたなが心地良いと思う空間をコーディネートしましょう。
マンションの部屋を心地良い空間にするコツをご案内します。
マンションは、戸建てに比べて収納スペースが限られていたり、広さに制限がある場合が多いです。
家具のレイアウトの進め方は、計画的なプランニングが大切です。
一目ぼれで買った家具を置いたら、大きすぎて部屋が窮屈になった・・・ということがないように。
まずは図面を見ながら、「リビングにはこのくらいに広さをとろう」「ダイニングはこのくらいにしてコンパクトにしよう」「このあたりにキッズスペースをつくろう」など、大まかにゾーニングをしましょう。
それから、そこに置ける家具の大きさを測っていきます。
新築マンションの場合は、図面に寸法が記載されているので、家具の適切な大きさがわからない方は、図面をもって家具店にお越しください。
スタッフが、図面から適切な家具のサイズを出してご提案をいたします。
そして、内覧会で現場で採寸する必要のある寸法を測っていきます。
実際に家具を置いたときに、動線が確保されていてスムーズに移動できることが大切です。
マンションのリビングは、ダイニングとキッチンが一体化したLDKタイプが一般的です。
リビングは、家族が集まったり、来客があったり、おしゃれで落ち着く空間にしたいですよね。
狭いリビング・ダイニングでも動線をきちんと確保しないと生活にストレスが溜まります。
無理に家具を配置するのは避け、生活動線上に家具を配置しないようにしましょう。
マンションでは、リビングエリアを通ってベランダに行く、ダイニングに行くなど多いと思います。
例えば、ソファの前にリビングテーブルを置かずに、サイドテーブルにする。
動線上に家具がないと広々と見えますし、通りやすくなります。
LDKがあまり広くないときは、無理にリビングとダイニングを区切らず、リビング・ダイニング兼用の家具を置きましょう。
食べるところと寛ぐところの区別ができないというデメリットはありますが、無理に配置するより生活しやすい空間が作れます。
例えば、9畳・10畳のリビング・ダイニングでは、キッチンからの距離が近く圧迫感があり、食卓セットとソファを置くのは難しいです。
リビング・ダイニング兼用の家具をおすすめします。
お子様がいるご家庭では、「おもちゃが散らばっておしゃれにできない・・」と悩まれる方は多いと思います。
こども部屋におもちゃをしまうと、こども部屋で子供が遊ぶので様子が見えなかったり・・
そんな場合は、ソファや少し背のある家具で仕切りを付けるだけの小さなキッズスぺースを設けるとリビング全体におもちゃが散らばらず、子供も片付けがしやすいです。
リビングの広さは十分あるはずなのに、なぜか狭く見える・・・
そんな場合は、家具の置き方の工夫で開放感のあるお部屋にできます。
部屋を広く見せるためには、視線を遮るものはない方が良いです。
部屋の奥まで見渡せる状態にしましょう。
また、食事をしているとき、ソファで寛いでいるときに窓の外の景色が見えると広く感じます。
重要なのは、背の低い家具を選ぶことです。
そして、窓をふさがないようにすること。
リビングボードや背もたれの高いソファなど、どうしても視線を遮ってしまう家具を置く必要がある場合は、壁面に置くと良いです。
家具の下の床を見せるもの部屋を広く見せるコツです。
脚のついたソファやテレビボードを置く、ガラス天板のリビングテーブルを置く、などすると家具の下の床が見え、広く感じます。
家具を置くスペースの理想的な割合は部屋の広さの約1/3と言われます。
しかし、それ以上に家具を置く場合は多いと思います。
また、マンションは戸建ての家に比べて窓が少ない場合が多いので、壁面が空いているためつい家具などを置いてしまいます。
まとまって空いているスペースがある方が、部屋は広く見えます。
色には人に与える心理的な効果があり、進出色と後退色があります。
進出色は、赤、オレンジ、黄色などの暖色で鮮やかな色が該当します。これらの色をベースカラー(天井や壁)、メインカラー(カーテンやラグや大きな家具)にもってくると、圧迫感が出て部屋が狭く感じます。
少しでも広く見せたいときは、進出色は避けましょう。
反対に、後退色は、緑色、青色などの寒色や、濃い茶色や濃い緑などの明度の低い色が該当します。
これらの色は使いすぎるとお部屋の印象が寒々しくなったり重たくなってしまうので、使い方にもコツがいりますが、お部屋を広く見せたいときは上手く利用しましょう。
ベッドの配置、カーテンの色などの工夫で、快眠できる寛ぎの空間になります。
ベッドのまわりはあまり物を置かずに60cm以上の通路スペースを確保してあげると、布団やシーツのセッティングや掃除がしやすいです。
ベッドの片側を壁面に配置する場合は、壁にぴったりつけると掛け布団が収まりにくく、ずれ落ちやすくなるので、ベッドは壁から10cmくらい離して置くようにしましょう。
収納扉やドアのまわりは、開閉が問題なくできるか、また収納を利用するのに必要なスペースも確保しましょう。
開き扉なら収納の前は90cm程度。引き戸や折れ戸タイプの収納では60cm程度。チェストを置く場合は70~80cm程度あけましょう。
配置は、頭側に窓がくるのは出来るだけ避けましょう。
窓は断熱性が低く、外の冷気暖気が入りやすいので、気温の変化も大きくなり、眠りが浅くなる原因になります。
エアコンの風が直接あたる場所もできれば避けましょう。
色は、ベージュやブラウンなどの落ち着いた色がおすすめです。
青やピンクも薄い色ならリラックスが出来ます。
子供部屋は、勉強や遊び、睡眠など、様々な用途で使う部屋です。
そのため、必要な家具もどうしても多くなってしまします。
限られたスペースを有効活用してレイアウトすることが必要です。
趣味や勉強に集中できて、リラックスできる空間にしてあげましょう。
まず、どのくらいのサイズを置くかしっかり考えましょう。
限られたスペースに、必要だからと大きい収納などを置いてしまうと、他の家具が置けなかったり窮屈な空間になってしまいます。
子供の成長は早いです。
好みも成長に合わせて次々と変わるでしょう。
かわいいからと子供っぽいデザインにするとすぐ飽きてしまうかもしれません。
少し先に将来のことまで考えて家具選びをしましょう。
子供部屋で勉強に集中してほしいなら、レイアウトの時に机の位置から決めましょう。
机は部屋の角に配置すると視線に入るものが少なく、集中できやすいです。
ベッドは机から見えない位置が理想です。
ベッドが見えてしまうとついゴロンと休憩したくなるからです。
収納棚は机の近くが良いです。
遠いと何度も立ち上がって取りに行かないといけませんし、その間に目に入るものに気が散ってしまいます。
机の上はなるべく物を置かず、最低限必要なものだけを置き、その他のものは収納棚にしまった方が集中できます。
収納は1~2箇所にまとめ、収納場所ごとにしまう物を決めてあげる方が、子供が上手に片づけるようになります。
色は成長を考えて、落ち落ち着いた色をおすすめします。
その他の小物などを子供が好きな色にして、愛着のわく空間にしてあげるのはどうでしょう。