お部屋の中でしめる面積が大きいラグ。
ラグでコーディネートの雰囲気がガラリと変わります。
お部屋の雰囲気に飽きたときは、ラグを買い替えると新しい気持ちになれます。
そんな重要アイテムのラグの、役割と機能について、ご紹介します。
ラグは空間をおしゃれに演出してくれる
ラグはお部屋の中でしめる面積が大きく、ラグを変えるだけでガラリと雰囲気は変わります。
お部屋の空間に少し飽きたときは、家具の買い替えは高価でなかなかできないですが、ぜひ、ラグを買い替えてみてください。
新しい気持ちになれます。
ラグはほこりが舞いにくくしてくれる
実は、ラグの歴史的な経緯は、ほこりが舞わないようにするために発明されました。
土足文化の海外で室内の全面敷きタイプの絨毯が多いのは、ほこりをまいにくくするためと言われています。
ラグや絨毯は、パイル状に繊維が編まれていて、その繊維にほこりがからまって舞いにくくなります。
これを「ダストポケット効果」と言います。
フローリングは歩くたびにほこりが浮遊しやすいです。
ある研究機関で、空気中のほこりを計測したところ、フローリングやタイルの室内は、絨毯を敷いているのに比べて2倍以上のハウスダストなどのほこりが浮遊しているという結果が出たそうです。
生活音を吸収してくれる
ラグを敷くことで、椅子を引く音や子供が走ったりする音などの、生活の音を和らげてくれます。
程よい厚みのあるラグや絨毯は特に音の吸収性に優れます。
キズを防いでくれる
ラグを敷くことで、物を落としたりしてもクッションの役割を果たして、キズが付きにくくなります。
賃貸住まいや新築などで綺麗に使いたいときは、ラグを敷いておきましょう。
特に、賃貸住まいだとキズを付けると退去時に修繕費用が取られる場合がありますので、ぜひラグ等を敷いておくことをおすすめします。
光熱費を節約できる
ラグや絨毯は、床からの冷気を遮断して、足元の温かさを確保してくれます。
適度な厚みのあるラグや絨毯は特に断熱効果があります。
また、夏場はエアコンなどの涼しい空気を逃がしにくくしてくれる効果もあります。
「節約」「節電」ラグ
季節に合わせた「節電」「節約」機能の付いたラグもあります。
冬用は、吸湿発熱機能で、触っているところからじんわり温かいラグがりあます。
夏用の冷感タイプのラグもあり、肌に触れるとひんやりとして気持ちもいいです。
さらに、オールシーズン対応の「節電」「節約」ラグもあります。
パイルと裏張りの間にアルミ材を使用して、冬は床暖・ホットカーペットの温かさが長持ちし、夏はエアコンの冷たさを長時間保持してくれます。
暖房の時も冷房の時も効率よくエネルギーを活用出来る、電気代節約カーペットです。
ラグの機能は、たくさんあり、メーカーによっても異なります。
代表的な一部の機能をご紹介します。
消臭効果。ペット臭や生活臭などを無害な成分に分解。
ダニを寄せ付けにくい効果。
匂いの原因となる菌の増殖を抑える効果。
基布部分に耐水性のある素材を使用しているので家庭での手洗いが可能。
耐熱加工をしているので、ホットカーペットや床暖房の上に敷くことが可能。
お掃除ロボットの使用が可能なので、お掃除もラクです。
ラグは直接肌に触れるものなので、素材にも注目することが大切です。
綿(コットン)はさらりとしていて肌触りが良いです。
ウールは冬の素材と思われている方も多いですが、冬は暖かかく、夏は涼しく、年中快適に使える素材です。
ポリエステルやナイロン素材は、天然素材に比べて丈夫です。お手入れがしやすく、ご家庭で洗える商品も多いです。化学繊維はカビや虫害を受けにくいです。
ラグは、ほこりをキャッチする性質があるため、お手入れ方法は日頃の掃除機掛けが基本です。
コロコロするタイプの粘着テープでは表面上のほこりしかとれないので、掃除機がベストです。
強く押し付けて掃除機をかけると傷めてしまいますので、軽くすべらせながら掃除をします。
忘れがちですが、ラグを敷いている下の床も同時に掃除機をかけておくと良いです。
ウールなどの天然素材は、静電気が起こりにくいので、掃除機でほこりを吸い取りやすいという特徴があります。
洗えるタイプのラグであれば、年に数回洗いましょう。
手洗い可能の場合は、浴槽で踏み洗いをします。
屏風折にたたんだラグを、ぬるま湯と中性洗剤をいれた浴槽につけて、足踏みをして踏み洗いします。
その後、浴槽の水を3回以上変えてすすぎ洗いをして洗剤を落とします。
洗濯が終わったら、足で踏みながら脱水をして、陰干しで乾かします。
ほこりが取れてとっても気持ちよく使えますよ。
洗えないタイプのラグは、定期的に拭き掃除をするとさらに良いです。
ぬるま湯で濡らした硬く絞ったタオルで毛並みに沿って拭きます。
tel:086-241-2422