2024.11.26 リビング ダイニング
竹素材の魅力を活かして家具を作るテオリという家具ブランドをご存じでしょうか?
テオリは、岡山県の真備町で竹特有の「直線的で伸びやか」な素材感を活かした家具を作る、家具ブランドです。
竹は、日本で暮らす中で生活の中に多く取り入れられてきた素材であり、馴染み深く心落ち着く素材でもあります。そんな馴染みのある自然の素材を活用したインテリアの魅力をご紹介していきます。
竹で出来た身近な道具として「30cmものさし」を思い出す人も多いのではないでしょうか?
「30cmものさし」も竹の素材の特徴を活かした道具の一つです。
「ものさし」、「定規」とも言いますが、地元岡山では「さし」だけでも定規として通じる方言があります。
なぜものさしに竹が使われているかというと、温度や湿度の変化による伸び縮みが少なくいつでも正確に計測できる点が竹の持つ特徴の一つです。
もう一つの特徴が、金属などに比べ適度に弾性がある事も竹の素材の魅力の一つで、正確さの中に柔らか味も持ち合わせ安全という素材の特徴を生かした素材として重宝されています。
良い家具を作る上でとても重要な要素に、変形しにくい素材を使うという事はとても大切で、昔からナラ材などの硬い木が変形しにくいと言う理由で多く使用されてきました。
ですが木の多くは、大きく成長させ家具にする為には、何十年という長い年月を擁し、木や山を育てていく事はコストや自然への負担も大きい事も事実であり、高い材料費や環境保全を考えると最善の素材という回答も難しい時代がやってきています。
そこで新たな選択の一つして竹が注目を集めています。
竹は成長が非常に早く3年から5年で収穫可能であり、伐採しても再生が早く持続可能性(サスティナブル)が求められる時代の中で、正確で変形しにくいという家具の材料として最適な素材特徴を持ち、自然環境にも考慮した家具材料の一つとして注目されています。
ですが竹素材の特徴として、中が空洞で机の天板や脚の材料としてそのまま使用する事は難しく、加工して天板の板材や脚の柱の様な素材に厚みを持たす加工が必要になります。
そこでテオリでは、伝統的な竹加工の製法と現代の先端核技術を組み合わせ、竹の集成材に加工する技術に注力し、家具としての魅力と環境問題も考慮した新しい家具の形を私たちに提案してくれています。
自然の竹素材はインテリアとしてのデザイン面でも魅力的で、竹ならではの直線的でシャープな繊維模様や様々な家具と調和しやすい優しいベージュ色も竹ならではの癒しの印象をインテリアの中に与えてくれます。
テオリの家具の基本デザインとしても、竹の直線的な印象を引き立てる為に直線的な面を構成したデザインが多用してあり他の木製家具とは一味違うオリジナリティを活かしたデザインがなされている事もこの家具ならではの魅力になっています。
また、竹集成材を組み合わせて家具を作る際に生まれる寄木細工の様な接合面「面貼り」もデザイン的に美しく、竹ならではの自然から生まれるデザインと組み合わさり他に無い魅力を持っています。
竹素材の家具は一般的には、「和」の印象を与える素材であり、和室との相性が非常に良いのですが、
テオリの家具には直線的でモダンなデザインも多く取り入れおり現代的なインテリアとしてもコーディネートしやすく、一定のアイテムを揃えた家具セットとしても、また素材の個性を生かしたワンアイテムで取り入れても使いやすい家具です。
テオリでは、身近に竹を感じてもらいたいという思いからサイドテーブルや洋服のラック、竹製のボールなどのおしゃれな小物アイテムも豊富にラインアップされています。生活の一部から竹を取り入れた生活を始めてみるのもお勧めです。
今回は、竹素材の魅力を活かして家具を作る「テオリ」というブランドのアイテムを紹介してきました。
竹は昔から私たちの身近にある素材であり、竹の持つ特徴や素材としての魅力を見ていくと家具に相応しい素材という事を感じていただけたのではないでしょうか。
これからの未来を創造していく中でも自然の恵みを無駄なく活用する為の素材であり、それを自分の生活の一部として取り入れサステナブルなライフスタイルを取り入れたい方にも「テオリ」をぜひお勧めします。
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